乾 犬吉 作・人形用刀剣 取扱説明書
・薙刀・
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Le Cirque du Papillon の薙刀は、スーパードルフィーだけでなく
60cm程度の大きさのお人形のアクセサリーとしてお使いいただけます。

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●素材について

軽量で丈夫なアルミ鋼から、反りのある刀身を削り出しました。
比較的細身で反りの浅い、実戦向きと言われる静(しずか)型と、身幅太く反りも深く、儀礼用に多いタイプの巴(ともえ)型がございます。

安全上、刃は入っておりませんが、刀身の刃側には刃紋加工を施しました。
柄の金飾り・はばき・切羽には真鍮を、鍔にはアルミ鋼を使用しております。
商品によって、金属部に黒染め加工を施したものもございます。本物の銃器や刃物に使われる黒染め液にて処理しております。

拵えのうち、鞘には南洋桂(アガチス)、柄にはマホガニー等の天然木材を使用し、漆を重ね塗りして丹念に研ぎ上げております。
漆仕上げには、無地の呂色塗りを基本に、模様を研ぎ出したもの、金彩や絵入れを施したものもございます。一般的な漆器としてお取り扱いください。

天然木製の御飾り台も薙刀の拵えと同じく、漆仕上げです。

刀袋には主に縮緬、紬、羽二重などが用いられております。素材は絹・木綿・化繊と様々です。
レーヨン縮緬は水濡れにより縮みますので、お洗濯はおすすめ出来ません。

木箱は桐材で誂えられておりますが、サイズによっては、焼き竹のお箱となる場合もございます。
竹は当方地所(岡山県南部)にて自家採取しました孟宗竹の青竹で、バーナーで炙って乾燥させたものを内張してお箱に仕立てております。焼いた直後は青竹の色も鮮やかですが、一週間ほどで色が冷め、一月もたつと枯れた風合いに変化いたします。移ろいゆく竹の色と風合いもお楽しみ下さい。

●分解・組み立てついて

可能な限り現物の薙刀を再現するべく、目釘を抜き、はばきを外せば刀身のみを取り出せるようにしてあり、刀身の柄に彫られた銘をご覧いただく事も出来ます。

目釘は金属製または竹製になります。
目釘を抜く時は、先を潰した爪楊枝で、穴の小さい方から押し出して下さい。硬い物、鋭利な物で押しますと、傷や破損の原因となります。
目釘は大変小さなパーツですので、紛失にご注意ください。

多くの場合、薙刀の首の連結部は、木材と金属パーツが3重になっております所を目釘で留めるという構造上、目釘穴に少しゆとりを持たせる事で、分解・組み立てをしやすくさせていただいております。
また、本来の薙刀には連結部のぐらつきを押さえるために楔が入っておりますが、分解時に破損の原因となりやすいため、割愛させていただきました。

そのため、特に目釘が金属製の場合は、鞘を差し抜きする時に首が少々ぐらつく事がございます。大変繊細に出来ておりますので、御面倒でも鞘の脱着は、なるべくゆっくりと丁寧にお願いいたします。

全長90cmを超える大薙刀につきましては、保管箱の設計や梱包の都合上、刀身と柄を分けてのお届けとなることがございます。
目釘一本の脱着で、どなたでも簡単に組立/分解ができるようにお作りしております。詳しくは下のリンクからブログ記事をご参照ください。↓

大薙刀の組み立て/分解方法

破損や不具合が生じました時は修理を承りますので、メールフォームより御相談ください。※修理は初期不良を除き有償となります。

●お手入れについて

刀身・はばき・切羽は金属製ですので、時間の経過と共に曇りが発生することがございます。特に真鍮製の部品は曇りやすいものです。
表面が曇ったと思われた時は、市販の銀磨き布で磨いていただけますと、輝きが蘇ります。
ただし刀身の波紋は強い摩擦で消えてしまう可能性がありますので、峰側のツヤのある部分み磨くようにお願い致します。

鍔も金属製ですが、黒染めをしておりますので、曇る心配はございません。

有償にて曇り取り・波紋の入れなおし・拵えの仕立て直し等メンテナンスも承ります。メールフォームより御相談ください。

●紐結びについて

刀袋の紐は、基本、「几帳結び」にしてお送りしております。解くのも結ぶのも少し手間がかかりますので、頻繁に出し入れされる場合は、一般的な蝶結びが便利かと存じます。

同じように結んで保管されたい時は、下図を御参照ください。


もし、お取り扱いに関して疑問がございました時は
メールフォームよりご連絡くださいませ。

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